フィールドノート - メグロカテゴリのエントリ
新年3日目の今日は小笠原の続き「母島編」をお届けします。
母島は父島から「ははじま丸」で南下し、約2時間で到着します。
ははじま丸
母島行きの朝便で出発し、10時頃に母島に着き、午後2時の便で父島に帰る日帰り。
今回は約4時間だけの母島上陸です。
母島
今回の小笠原探鳥の最大の目的である、
特別天然記念物「ハハジマメグロ」と逢うことが目的です。
メグロタイル
数ヶ月前から、メグロの出現ポイント等を私なりに調べてみました。
すると動画サイトYoutubeで、お皿の上でメグロが水を飲む動画を発見しました。
給水皿とメグロ
このお皿は、母島で一番高い山「乳房山」(462m)登山道の途中に有るようです。
まずはこの野鳥給水ポイントが一番確実だろうと考えて、乳房山を登る事を決意しました。
乳房山は遊歩道が有るのですが、通常でも一周4時間のコースです。
ましてや探鳥しながら、7キロ以上の重量が有るカメラ機材を担いで登るのでは、到底帰りの船には間に合わなくなります。
そこで給水皿の所まで登り、メグロを撮影したら直ぐに下山しようと考えました。
東屋で休憩中に出会った「オガサワラトカゲ」
乳房山を登ってみて、最初の30分ぐらいは急勾配で不安になります。
ビデスコ機材なんて持って来るんじゃなかったと後悔‥。
しかし小鳥達の声は響き渡り、メグロは何度も私の周りを飛び回ってくれました。
でも撮影しようとすると、森の奥に隠れてしまうのでした‥。
登り続けて行くと、勾配がなだらかになって来ますが、
なかなか目的のお皿に辿り着きません。
かれこれ一時間ほど登ったでしょうか、目標の青いお皿を見つけました!
野鳥給水のお皿
周囲の木の下にはペットボトルが仕掛けてあって、雨水が貯まるようになっています。
そのペットボトルの水を入れて、お皿の水を替えてあげるのです。
オガサワラメジロ、ハシナガウグイス、メグロの声が聞こえてきますが‥、
昨日は雨でも降ったのでしょうか? まったく水を飲みに現れません。
1時間ほど待ったのですが、そろそろ下山しないと‥
帰りの船の時間が心配になりましたので、山を下りる判断をしました。
しかし、せっかく母島に来てメグロ撮影を諦める分けにも行きません。
下山しながら「鳴きまね」をしてみようと考えました。
父島でウグイスに好評だった事を思い出してのチャレンジです。
二十分ほど下りて辿り着いたガジュマルの森で、メグロの群が頭上で鳴いていました。
早速、口笛でメグロの鳴きマネをしてみました。
< ハハジマメグロ Bonin Islands honeyeater >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※メグロの鳴き声が入っています。音量にご注意下さい。
メグロ(目黒、Apalopteron familiare)
私の口笛は小笠原の鳥達にはたまらない魅力が有る様です(笑)。
どんな奴が鳴いているのか? といった感じで私を見に降りてきます。
出会えた記念に静止画を切り出してみます。
ガジュマルの木の中を飛び回りながら、3メートルほどの目の前までやって来ました。
近すぎて手持ちビデオでの撮影です。
ビデスコは、ただ重かっただけでした(涙)。
メグロデザインのタイル
ハハジマメグロは、1969年に国の天然記念物、1977年に特別天然記念物、
1993年に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定されていて、
1969年における母島での生息数は3,000-4,000羽と推定されている鳥です。
環境省レッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。
母島の自然環境が保たれて、メグロの数も増えてくれる事を期待します。
ははじま港
この写真に見えているのが乳房山です。
メグロとの遭遇の後は、転がる様に急いで下山。
ははじま丸の出港に間に合いました。
これから母島へ行く方へアドバイスすると、スコープや大きなレンズは要りません。
それよりもこの動画で、メグロの鳴き声を真似て、
口笛の練習をしておくことをお薦めします。
幸運をお祈りいたします。
小笠原探鳥シリーズはまだ続きます。おたのしみに。
< 小笠原探鳥シリーズ続編 >
>> 小笠原探鳥7 オガサワラヒヨドリ
>> 小笠原探鳥5 クロアシアホウドリ
>> 小笠原探鳥3 オガサワラメジロ
>> 小笠原探鳥2 オガサワラハシナガウグイス
>> 小笠原探鳥1 コアホウドリ
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母島は父島から「ははじま丸」で南下し、約2時間で到着します。
ははじま丸
母島行きの朝便で出発し、10時頃に母島に着き、午後2時の便で父島に帰る日帰り。
今回は約4時間だけの母島上陸です。
母島
今回の小笠原探鳥の最大の目的である、
特別天然記念物「ハハジマメグロ」と逢うことが目的です。
メグロタイル
数ヶ月前から、メグロの出現ポイント等を私なりに調べてみました。
すると動画サイトYoutubeで、お皿の上でメグロが水を飲む動画を発見しました。
給水皿とメグロ
このお皿は、母島で一番高い山「乳房山」(462m)登山道の途中に有るようです。
まずはこの野鳥給水ポイントが一番確実だろうと考えて、乳房山を登る事を決意しました。
乳房山は遊歩道が有るのですが、通常でも一周4時間のコースです。
ましてや探鳥しながら、7キロ以上の重量が有るカメラ機材を担いで登るのでは、到底帰りの船には間に合わなくなります。
そこで給水皿の所まで登り、メグロを撮影したら直ぐに下山しようと考えました。
東屋で休憩中に出会った「オガサワラトカゲ」
乳房山を登ってみて、最初の30分ぐらいは急勾配で不安になります。
ビデスコ機材なんて持って来るんじゃなかったと後悔‥。
しかし小鳥達の声は響き渡り、メグロは何度も私の周りを飛び回ってくれました。
でも撮影しようとすると、森の奥に隠れてしまうのでした‥。
登り続けて行くと、勾配がなだらかになって来ますが、
なかなか目的のお皿に辿り着きません。
かれこれ一時間ほど登ったでしょうか、目標の青いお皿を見つけました!
野鳥給水のお皿
周囲の木の下にはペットボトルが仕掛けてあって、雨水が貯まるようになっています。
そのペットボトルの水を入れて、お皿の水を替えてあげるのです。
オガサワラメジロ、ハシナガウグイス、メグロの声が聞こえてきますが‥、
昨日は雨でも降ったのでしょうか? まったく水を飲みに現れません。
1時間ほど待ったのですが、そろそろ下山しないと‥
帰りの船の時間が心配になりましたので、山を下りる判断をしました。
しかし、せっかく母島に来てメグロ撮影を諦める分けにも行きません。
下山しながら「鳴きまね」をしてみようと考えました。
父島でウグイスに好評だった事を思い出してのチャレンジです。
二十分ほど下りて辿り着いたガジュマルの森で、メグロの群が頭上で鳴いていました。
早速、口笛でメグロの鳴きマネをしてみました。
< ハハジマメグロ Bonin Islands honeyeater >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※メグロの鳴き声が入っています。音量にご注意下さい。
メグロ(目黒、Apalopteron familiare)
私の口笛は小笠原の鳥達にはたまらない魅力が有る様です(笑)。
どんな奴が鳴いているのか? といった感じで私を見に降りてきます。
出会えた記念に静止画を切り出してみます。
ガジュマルの木の中を飛び回りながら、3メートルほどの目の前までやって来ました。
近すぎて手持ちビデオでの撮影です。
ビデスコは、ただ重かっただけでした(涙)。
メグロデザインのタイル
ハハジマメグロは、1969年に国の天然記念物、1977年に特別天然記念物、
1993年に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定されていて、
1969年における母島での生息数は3,000-4,000羽と推定されている鳥です。
環境省レッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。
母島の自然環境が保たれて、メグロの数も増えてくれる事を期待します。
ははじま港
この写真に見えているのが乳房山です。
メグロとの遭遇の後は、転がる様に急いで下山。
ははじま丸の出港に間に合いました。
これから母島へ行く方へアドバイスすると、スコープや大きなレンズは要りません。
それよりもこの動画で、メグロの鳴き声を真似て、
口笛の練習をしておくことをお薦めします。
幸運をお祈りいたします。
小笠原探鳥シリーズはまだ続きます。おたのしみに。
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