先月、珍鳥を求めて遠征した神奈川県の帰り道のこと、
「アオバト」で有名な照ヶ崎海岸に立寄りました。
この日は台風が近づいている事も有り、海は大荒れです。
・大磯
照ヶ崎海岸は「アオバト集団海水吸飲飛来地」として
神奈川県の天然記念物に指定されています。
・照ヶ崎の岩礁
しかし、現地について岩礁を眺めても、まったく鳥影はありません。
30分ほど荒れた海を撮影しながら、
こんな大荒れの海では、さすがに海水を飲みには来ないだろうと諦めかけた時です。
どこからともなくアオバトの群れが飛んできてくれました。
《 アオバトと波の攻防動画1 》
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※波風の音が凄いので、音量にご注意ください。
(緑鳩、学名:Treron sieboldii)
波を避けながら岩礁に降り立つと、必死に海水を飲んでいます。
背後から大きな波が立ち上がると一斉に飛び立ちます。
・間一髪
間一髪で飛び立つ姿は、命がけの曲芸を見ているようです。
いつもなら野鳥に無関心の妻も「アオバトが見てみたい」と言うので
双眼鏡を渡すと、その曲芸に感激して見入っている様でした。
しかし‥
《 アオバトと波の攻防動画2 》
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※波風の音が凄いので、音量にご注意ください。
何度かの群れが飛来し、何度も大きな波が打ち寄せ、
そんな中、一羽のアオバトが逃遅れ、波に飲み込まれてしまいました!
それを見た妻が「かわいそう!」を連呼
・波とアオバト
どうなるかと心配して見ていると、
波打ち際にアオバトが浮かんでいるのが見えました
「今なら助けられるかも」と思い、撮影を中断し砂浜を走りました‥が
柔らかい砂に足がとられ、思うように走れません。
私が波打ち際へたどり着いた時には、すでに海に攫われていました。
合掌 (-人-)
妻に双眼鏡を渡しことを後悔。
帰り道の車内はお互い口数が少なく、
大自然の営みや、海水を命がけで飲むアオバトの謎
などを思いながらの帰宅‥
可愛いいけど切ない、アオバト探鳥の出来事でした。
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