今日も三宅島レポートの続編です。
三宅島2日目の朝は、宿の窓からカラスバトも見られて、幸先の良い出だしでした。
実は今回の三宅島探鳥では、第2の目的がありました。
5~6月の初夏だけ、繁殖のために三宅島へ飛来する夏鳥。
その鳥は「ウチヤマセンニュウ」です。
前日、アカコッコ館のレンジャーさんから
朝の伊豆岬なら、良く鳴いているとアドバイスを頂きまして、
さっそく朝一番に「伊豆岬」へ向かいました。
アドバイスを頂いた通り、伊豆岬では草地が広がり、
ウチヤマセンニュウの鳴き声が、あちこちから聞こえて来ます。
伊豆岬は世界でも極めて数少ない、ウチヤマセンニュウの観察場所なのです。
しかし、声はすれども姿が見えぬ。
仕方ないので、昨日買っておいた朝食を食べながら、
出てきてくれるまで張り込みです。
ここは休憩舎とトイレも有って、ゆっくりと鳥を待つことができます。
2時間ほど待った頃に、やっと姿を現してくれました。
< ウチヤマセンニュウの囀り Styan’s Grasshopper Warbler >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。
(Locustella pleskei)
朝日を浴びて、さえずるシーンが撮れました。
鳴き声は「チチチ、チューッチューッ」と言った感じですね。
見た目の雰囲気はオオヨシキリに似てると思いました。
ウチヤマセンニュウの分布について、
wikipediaの分布説明を引用します。
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夏季は日本や朝鮮半島周辺の島嶼等で繁殖し、冬季は中華人民共和国南部等で越冬する。
日本では夏季に繁殖のため和歌山県、九州周辺の島嶼や伊豆諸島に飛来する(夏鳥)。
===引用ここまで===
生息地の開発等により、繁殖地は減少しているそうです。
絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)
三宅島でたくさん繁殖してほしい鳥です。
初見初撮りの記念に、静止画を切り出しておきます。
今回、アカコッコ館のレンジャーさんに大変お世話になりました。
おかげさまで、ウチヤマセンニュウに会うことが出来ました。
アドバイス頂き感謝いたします!
三宅島の滞在時間も残りわずかとなり、次はどこへ行こうかと考え、
まだ撮影していない鳥を求めて「大路池」に行くことにしました‥。
明日につづきます。
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明日も三宅島レポートをお届けする予定です。
どんな鳥が登場するのか、お楽しみに。
< 三宅島探鳥シリーズ・続編 >
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