土曜日の夜でした、とあるブログを拝見していて「クビワキンクロ」が、
比較的近い場所に飛来して居る事を知りました。
クビワキンクロは、キンクロハジロによく似た水鳥です。
判りやすく言うと、アメリカ版キンクロハジロと言った鳥です。
毎年、キンクロハジロが飛来してくると、一羽ぐらい
クビワキンクロが入っていないかと、チェックをしているのですが、
今まで見た事は有りません。
鳥図鑑では、おにぎり型の頭が印象的で、いつかは見てみたいと
思っている憧れの鳥です。
いろいろな野鳥ブログを渡り歩き、私の推理力を働かせると、
静岡県のとある市街地までは、おぼろげながら判って来ました。
Googleマップで、その市街地を拡大して眺めていると、
とっても小さな貯水池が目に付きました。
名前も無い様な貯水池ですが、私はこの貯水池にクビワキンクロが
いる様な気がして、一人 妄想に入ってしまいました(笑)。
そう思うと、確認してみたくなるのが私の性分です。
翌日の日曜日は、行った事も無い静岡県の貯水池を目指して、
高速道路を走っていました。
サービスエリアからの富士山
[img]http://www.birdlover.jp/img/110206fuji.jpg[/img]
あいにく霞がかかっていて、富士山を綺麗に望む事はできませんでした。
こんな事で、果たしてクビワキンクロに逢えるのでしょうか?
出発から2時間半程の時間で、目的の貯水池に到着しました。
金網に囲われたその貯水池は人が入れず、とっても見にくい場所でした。
また周囲は住宅街のど真ん中、こんな所に鳥がいるのか?
といった場所です。
それよりも不安になるのは、私以外に鳥見人が誰も居ない事です。
はずれだったのか?
まずはフェンス越しに、双眼鏡で「クビワキンクロ」を探してみました。
< 迷鳥 クビワキンクロ Ring-necked Duck >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。
クビワキンクロ (首輪金黒、学名:Aythya collaris)
見つけました!
私の推理は当たっていた様です。
クチバシの付け根に白い「M」の目印を発見!
潜水を繰り返していて、どうやら食事の時間だった様です。
なかなか撮影させてくれません。
池の波紋動画をたくさん量産しました(笑)。
Wikipediaで調べてみると。
===Wikipedia引用===
日本での初めての記録は1977年東京都の不忍池におけるもので、以降まれな冬鳥として、北海道、本州で時々記録されている。
===
とあります。かなり珍しい鳥さんです。
< クビワキンクロのバタバタとカイカイ >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。
一瞬、バタバタと羽根を広げてくれました。
おにぎり型の頭が、かゆい様でヒレで一生懸命にかいていました。
バタバタとカイカイを見せてもらいました。
嬉しい初見初撮りに、今日も動画を3部配信します。
< 迷鳥 クビワキンクロ Ring-necked Duck >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。
食事が終わったのか、少し羽繕いをはじめました。
やっとゆっくりと撮影ができると思ったのですが、
この後カワウに追われて、遠くに泳いで行ってしまいました。
金網越しの撮影で、しかも距離が有り、ピントが今ひとつなのが残念ですが、
出会えただけでもラッキーですね。
この池では、ヨシガモ、コガモ、ホシハジロなどと一緒に過ごしています、
一番活発に活動していたのが印象的でした。
お昼になり、せっかく海の近くに来たので漁港へ
[img]http://www.birdlover.jp/img/110206kaisen.jpg[/img]
大好きな海鮮丼で、クビワキンクロとの出会いをお祝いしました。
シラスとマグロが美味しかった。さすが静岡、ワサビも最高でした!
車の運転ですので、お酒は飲みません。静岡茶で祝杯です!
現場は住宅地ですので、江戸川河川敷「キガシラシトド」の様に、
カメラマンが集まれる様な環境では有りません。
ここの場所情報が広まってしまうと、問題になってしまう可能性が有りますので、
周知の事実になるまでは秘密にさせて頂きたいと思います。
何卒ご理解くださいませ。
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