ムクドリの大群と「boid」 White-cheeked Starling

昨晩、「ナニコレ珍百景」と言うテレビ番組を妻が見ていて、
新潟県のとある町中、電線に集まる「ムクドリ」の大群が、珍百景に選ばれたとの事でした。
しかし、地元の駅前の方がよっぽどムクドリの群は大きく、
「ナニコレ珍百景に応募して、賞金をもらておけば良かった」
と言ってます(笑)。

私はその番組を見ていないので、群の規模は判りませんが‥、
地元S駅ロータリーの夕方、ねぐらにしているケヤキの木を目指して、数千羽のムクドリが集結します。

< ムクドリの大群 White-cheeked Starling ??>??
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※この動画には音声が入っています。音量にご注意下さい。

ムクドリ(椋鳥、学名Sturnus cineraceus)

私が小さい時に見た、ヒッチコック監督の映画「鳥」(The Birds)を思い出す光景です。
鳥の群が不思議な模様を作りながら飛び回っています。
魚の群にも似ている、この集団行動は、「boid(ボイド)」という、シュミレーション原理で解明されていて、下記の条件を与えるだけで、コンピュータの画面上でも再現ができるそうです。

1. 仲間の方へ集まろうとする。
2. お互いに同じ速さで飛ぼうとする。
3. ぶつからないようにする。

鳥達が本能のままに集まって、お互いにぶつからない様に気にしながら、
同調して同じ速度で飛んでいると、こんな模様が出来上がるのです。
理論は解明されていても、やっぱり不思議ですね。

ちなみにBoidという名の由来は、鳥もどきという意味の言葉「birdoid」
(バードイド)が短くなりこのように呼ばれるようになったそうです。

Youtubeで見つけたイギリスのムクドリ飛行シーンご紹介します。
かなり迫力有る集団行動の動画です。↓

starlings on Otmoor
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※この動画にはBGMが入っています。音量にご注意下さい。

長い動画ですので、時間の無い方は、3分20秒辺りからの大群の動きに注目してご覧ください。
ムクドリ達の芸術的な動きに感激しました。

次は、駅前にムクドリが集まらない方法の原理を解明する必要が有りそうですね。

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