印旛沼 サンカノゴイ Great Bittern

先週日曜日は、以前から宿題にしていた鳥に逢いに、印旛沼に行ってきました。
その目的の鳥さんは‥。

モモイロペリカンの「カンタ君」
[img]http://www.birdlover.jp/img/110612kanta.jpg[/img]

印旛沼で有名な、ボートの上に棲んでいるペリカンです。
飼い主の方と一緒に漁に出て、お魚を捕る仕事もしている様です。
以前にきた時は、出航していて会えなかった日が有、
カンタ君が頑張って仕事をしている事にビックリしました。
今回は出会えたのですが、とってもお疲れの様子で、
写真の通りボートの上で休んでいました。

実は本当の目的の鳥は「サンカノゴイ」です。

広大な芦原の中に、三羽が生息しているとのです。
是非逢ってみたいと思い、午後からチャレンジしてみましたが、
時々、独特な鳴き声が聞こえるのですが、なかなか顔を出してはくれません。

2時間程待ったでしょうか、近くにいたカメラマンの方が、
顔を出しているサンカノゴイを見つけてくれました。
場所は判っても、ビデオカメラのフレームに入れるのに手間取っていると、
突然、飛ばれてしまいました。

< 飛んで行くサンカノゴイ Great Bittern? >?
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

サンカノゴイ(山家五位, 学名:Botaurus stellaris)

とっさに手持ちビデオで撮ってみましたが、飛び去って行く後ろ姿のみでした。 
がっかり。
残念なので、静止画を切り出してみました。

サンカノゴイ飛翔写真
[img]http://www.birdlover.jp/img/110612sannkanogoi.jpg[/img]

独特な猫背の飛行ポーズです。

また機会を作ってサンカノゴイにチャレンジしたいと思います。
日本では、もともと生息数が少ないうえに、生息地となる湿原や
ヨシ原が減少していることから、絶滅が心配されている鳥です。
(絶滅危惧IB類(EN)環境省レッドリスト)
印旛沼の芦原や田園環境が、いつまでも保たれる事を祈ります。

中途半端な動画では、せっかくアクセスして頂いた皆さんに
申し訳ないので、同じ印旛沼で生息している、
サンカノゴイの仲間「ヨシゴイ」の動画を配信します。

< ヨシゴイ Yellow bittern >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

ヨシゴイ(葦五位、Ixobrychus sinensis)

印旛沼にはたくさんのヨシゴイが生息していましたが、この鳥も
開発による生息地の破壊などにより、生息数が減少しています。
(準絶滅危惧(NT)環境省レッドリスト)
鳥達にとって重要な自然環境が、今後も保たれて行く事を願います。

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