カイツブリ親子のおんぶ Little grebe

 今日は「高山植物と野鳥」をテーマに更新予定だったのですが、
急遽、延期させて頂きます。

数日前に「カイツブリのヒナが孵ったよ!」と
貴重な情報を頂きました!
夏期休暇の最終日、都内の初めての公園に、スクランブル発進です。

公園の池

公園の池に到着すると、直ぐに巣の場所は判りました。
池の目立つ場所に、こんもりとした小島が有り、
その上にカイツブリが卵を抱いていました。

< カイツブリの子育て >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(鳰、Tachybaptus ruficollis)

カイツブリの全長は、25-29cm程度ですので、
孵ったばかりのヒナがいかに小さいか‥。
3羽のヒナと、一個の卵を確認しました。

お父さんとお母さんは、代わる代わる卵を抱きながら、
ヒナ鳥にも餌も運んできます。
野鳥の子育てはかなり忙しいのです。

< カイツブリのおんぶ >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

こんなに小さなヒナですが、一生懸命に親鳥の背中に乗ろうとします。
保温や外敵から守ってもらう事が目的ですが、とっても可愛い仕草です。

子供をおんぶして守るなんて、
カイツブリの人間の様な行動に、驚きと感動をおぼえます。
静止画を切り出しておきます。

カイツブリのおんぶ
カイツブリのおんぶ

おんぶしたまま、潜水することも出来るようです。凄い!

この池では大きな魚が口を開けていたり、
木の上では沢山のカラスが鳴いていました。
ヒナ達が無事に成長してくれることを祈ります。

今回も情報を頂きました、A山さんに感謝いたします!
今期は諦めていただけに、嬉しい日になりました。
有り難うございました。

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明日は延期になった「高山植物と野鳥」をお届け予定です。
お楽しみに!

野鳥ポロシャツ

畳平 イワツバメの子育て House martin

今日も、高山探鳥の続編です。
標高2,700メートルの畳平バス停では、イワツバメが飛び交っていました。

畳平と鶴ヶ池
畳平と鶴ヶ池

ツバメの飛行スピードは早くて、しかもアクロバット飛行。
私のビデスコ機材では、到底撮影できるものでは有りません。

飛んでいるツバメを見る度に、諦めているのですが、
今回は折角お山で出会ったもので、何とか撮影したいと思い、
イワツバメを追いかけて巣を探しました。
この時期、イワツバメは子育て中です。

< イワツバメの子育て >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(岩燕、Delichon urbica)

バス停のお土産屋さんの軒下に、イワツバメの巣を見つけました!

ヒナに餌を与えている時なら、私の腕と機材でも、
何とか撮影する事ができます。

可愛いヒナが顔を出して、餌を待っています。

イワツバメの巣

既に親鳥と同じぐらいの大きさに成長してますね。
でも口元はまだ黄色のままです。

ちょうど高山植物が花盛りの時期だったようです。

ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ

池の周辺や登山道に、たくさんの高山植物を見ることができました。
次回は、高山植物と野鳥のコラボレーションを予定しています。
お楽しみに。

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< 乗鞍岳・探鳥登山シリーズ >
>> 「ご来光とイワヒバリ」
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>> 「雷鳥を求めて探鳥登山」
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>> 「雷鳥と駒草のツーショット」

野鳥ポロシャツ

雷鳥を求めて探鳥登山 Rock Ptarmigan

今日も、高山探鳥の続編です。
濃霧と強風のダブルパンチの中、10キロ以上の機材や荷物を担いで、
ライチョウを求め、探鳥登山のスタートです。

霧のお山
霧の山

真っ白で、10メートル先が見えない状況。
しかしライチョウは、「ガスの出ているような天候の時に見ることが多い」
と言われています。
なので、最悪の天候でも、私の心はウキウキで山を登っていました。
もう「鳥熱中症」の末期症状ですね(笑)。
そんなガスの中で、動く物を発見しました!

< ライチョウ親子動画1 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(雷鳥、学名:Lagopus muta)

噂通りでした! 念願だった雷鳥の親子を発見です。
朝ご飯の時間だった様で、私のことは気にも留めず、
高山植物の種や虫等を探している様です。

動画の中、チラチラと咲いている青い花は
高山植物の「チシマギキョウ」と思われます。

チシマギキョウ
チシマギキョウ

雷鳥の体の模様は、高山帯の岩に似ていて、保護色です。
動かないでジッとしていると、見つけるのは困難です。
下の写真のような状況になります。

夏の雷鳥、カモフラージュ
チシマギキョウ
※どこにいるか? 正解は下の動画でご確認ください。

夏羽の地味な模様も、鳥の生き残る知恵ですね。
親子の撮影をしている途中で、霧の晴れ間がありました。

< ライチョウ親子動画2 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

保護色の親子ですが、この山では「オコジョ」なども棲息していて、
雷鳥のヒナも被害にあっているとのことです。

雷鳥のヒナ
雷鳥のヒナ

かなり大きくなってますね。
フワフワしていて、温かそうな羽です。

この日出会えたのは1羽のヒナでしたが、
案内所の資料によると、先週6羽のヒナの観察記録が有りました。
過酷な環境下で、成鳥まで育つのは大変な事なのです。
このヒナが無事に育てくれる事を祈ります。

ライチョウ親子は、ハイマツ林の中に消えて行きました‥。

ハイマツの実
ハイマツの実

雷鳥は日本の特別天然記念物であり、国内希少野生動植物種の対象です。
絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)の指定を受けています。
皆の保護活動のもと、個体数を増やしてくれることを祈っています。

帰り道の「鈴蘭橋」の欄干にライチョウのレリーフを見つけました。

ハイマツの実

なんとか目的の雷様と出会うことができて、ご機嫌で下山することに‥。
たくさん撮影してきましたので、動画データの整理ができ次第、
ライチョウの続編をお届け予定です。 お楽しみに。

いつの日か、冬羽の真っ白な雷鳥や、オスの雷鳥も撮影したいですね。
今後の大きな課題にしたい思います。

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カヤクグリのさえずり Japanese accentor

今日も高いお山探鳥の続編です。
早朝は濃霧と強風に悩まされましたが、
太陽が登ると共に、濃霧も少しずつ回復してきました。

木道

ハイマツの中から「チリチリチリ」と、
カヤクグリのさえずりが聞こえてきますが、
なかなか姿は見せてくれません。
それではと、姿を見せてくれるまで座り込みです。

ミヤマアキノキリンソウ/深山秋の麒麟草
ミヤマアキノキリンソウ
木道のワキに咲いた黄色が眩しかった。

お花の写真を撮りながら、静かに待っていると、こちらの様子を伺うように、
ハイマツの上に「カヤクグリ」の登場です!

< ハイマツとカヤクグリ >
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※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(茅潜、萱潜、Prunella rubida)

とっても小さくて、仕草も可愛らしい鳥です。
高山帯のハイマツ林に生息しています。
可愛い声が動画に入っていました↓。

< カヤクグリのさえずり >
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※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

小さな声で「チリチリチリ」。
まるで夏の訪れを喜んでいるようです。
強風の音にかき消されそうですが、
かろうじてカヤクグリの声が入っていました。

カヤクグリ
カヤクグリ

今回の目的は「ライチョウ親子」との出会いです。
ライチョウを求めて、バーダーが山を登ります。
10キロのカメラ機材を担いで山を登る輩は、私ぐらいでした。
あまりの暑さに「鳥熱中症」の発作です。

ウサギギク
ウサギギク
高山のヒマワリのように黄色いお花が目立っていました。

果たして雷様とは出会えたのでしょうか? 次回につづきます。

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高いお山のイワヒバリ Alpine accentor

 数日ブログをお休みしまして、すいません。
暑さに耐えられず、標高3,000メートルのお山に逃げ込みました。
しかし、残念なことに濃霧!&強風! ダブルパンチの朝を迎えたのです‥。

お山のご来光(2012年8月11日)
乗鞍岳ご来光

ご来光も残念ながら雲の中!
かろうじて太陽が顔を出してくれたところを撮影してみました。

朝5時の気温は9度!
冬なみの装備で挑んで正解でした。

コマクサ
コマクサ

この時期は登山道のあちこちに、高山植物の女王「コマクサ」が咲き誇っています。

私を歓迎してくれた鳥は、2羽のイワヒバリでした。

< 岩に止まるイワヒバリ動画 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(岩雲雀、学名:Prunella collaris)

ハイマツを背景に、岩に止まるイワヒバリ。
高山帯のハイマツ林や岩場に生息する鳥です。
このお山では、たくさんのイワヒバリが棲息しているようです。

イワヒバリ

実は、今回の目的は、この時期に子育てをしているはずの
「ライチョウ」に会いに来てみたのでした。

ここの「雷様」には、二年前にもチャレンジしていますが、
出会うことなく、泣く泣く帰ってきた苦い思い出の場所です‥。

果たして雷様とは遭うことができたのでしょうか?
次回に続きます。

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オリンピック VS 野鳥動画 キアシシギ Grey-tailed Tattler

最近はすっかり「オリンピック」にやられてます。
オリンピックが開催されてから、ブログのアクセス数が激減!
Youtubeの動画再生回数も激減です。

そして私もオリンピックに夢中で寝不足!
探鳥をサボり、ブログ更新もおろそかに‥

こんなことではいけないと、今日も張り切ってブログを更新します!

先日の海で出会ったキアシシギをご紹介します。

干潮の三番瀬
三番瀬

ちょうど干潮の時間帯に東京湾に到着です。
しかし! 鳥が居ない。
そんな私をかまってくれたのが、キアシシギでした。

< キアシシギ動画 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(黄足鴫、学名:Tringa brevipes)

三番瀬で出会ったキアシシギ。
名前の通り、黄色い足が可愛いシギです。

===

昨日は女子レスリングの金メダルラッシュ!
今晩(真夜中3時)は、なでしこジャパンの決勝戦です。
がんばれ日本!

「オリンピック」VS「野鳥動画」
どうみても勝ち目なしですね。
ブログ更新を一時お休みするかも知れません。

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ブログのネタを仕入れるにも、
今週の週末はお天気が崩れるようです。
本格的にブログ崩壊の危機が迫ってきました!

野鳥ポロシャツ

カルガモの親子 Spot-billed Duck

日曜日の午後は、昨年「ハスカワ」(ハスの花にカワセミ)
を撮影できたハス池に偵察に行ってきました。

ハス池

ハスの花は咲き誇っていますが、主役のカワセミは現れず。
待ちぼうけの私を慰めてくれたのは、カルガモ親子でした。

< カルガモ親子動画1 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(軽鴨、Anas poecilorhyncha)

ヒナはかなり大きく育っていました。
嬉しいやら、悲しいやら‥。
もっとヒヨコの時に会いたかったです。
それでも、親鳥を追いかける姿は健気で可愛いですね。

< カルガモ親子動画2 >
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※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

この日は、3羽のヒナを連れた家族と、4羽のヒナを連れた家族、
会わせて2家族、7羽のヒナを確認しました。

うっかり家に帽子を忘れてしまい、頭が燃えそうな日でした。
帽子を忘れていなければ、もう少し粘れたかも‥。
また機会を作って、ハスカワの偵察に行ってみようと思います。

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明日はどんな鳥が登場するか? お楽しみに!

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カイツブリ親子 Little grebe

今日も東京湾シリーズの続編です。
Y干潟の淡水池で見つけた「カイツブリの親子」をご紹介します。

< カイツブリ親子 >
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(鳰、Tachybaptus ruficollis)

オープニングのヒナのダンスは、意味不明ですが、
まるで生まれて来たことを喜んで、踊っている様に感じました。
ただ、水草とジャレているだけかも知れませんが‥。
この日は2羽のヒナと親鳥を確認しました。

カイツブリ親子
カイツブリ親子

ヒナとしては、既に大きく成長していました。
嬉しいやら、悲しいやら。 実は複雑な心境です。
本当は親鳥の背中に小さいヒナを乗せているシーンに遭遇したいのですが、
今期はタイミングを逃したようです。

参考写真:おんぶシーン
カイツブリおんぶ

数年前に撮影した「カイツブリのおんぶ」を貼っておきます↑。

また来期の課題にしたいと思います。

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オオメダイチドリ Greater Sand Plover

先日、海で出会ったシロチドリの群れの中に、
足が長くてスマートに見えるチドリを発見して、撮影してみました。

< オオメダイチドリ >

(大目大千鳥、学名:Charadrius leschenaultii)

海の鳥は不慣れで、難しいですが、
下記の部分から冬羽の「オオメダイチドリ」と判断しました。

・足の色が黄色で長い。
・他のチドリよりもクチバシが長い。
・胸に色の帯がある。

オオメダイチドリ

日本には旅鳥として渡って来る鳥です。
5羽程のシロチドリの群れに、1羽だけ混ざっていました。

また、帰り道に立寄ったY干潟でも、
オオメダイチドリを見つけることができました。

< Y干潟のオオメダイチドリ >

ちょうどオオメダイチドリの渡りのシーズンだった様です。
しかし、ここでも1羽しか確認できませんでした。

出会った記念に静止画を切り出しておきます。

オオメダイチドリ

それにしても海のシギチドリの識別は、難しいですね。
海の無い埼玉県民の私には最大の試練です(笑)。
夏羽は特徴が有って分かりやすいですが、冬羽は似てる鳥が多くて困ります。
もしも間違えがありましたらメールで教えてください。

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野鳥ポロシャツ

キョウジョシギクイズ Ruddy Turnstone

昨日の海の続編です。
帰り道に、千葉県のY干潟に立寄ってみました。

夕方のY干潟
干潟

目を皿にしてシギチドリを探してみました。
すると、段々と目が慣れて来て‥、
キョウジョシギを見つけることができました。

突然ですが、ここでクイズです。
下の写真の中に、キョウジョシギが写っているのですが、
何羽いるでしょうか?

キョウジョシギクイズ

キョウジョシギはシギ類の中では、派手な色の鳥ですが、
貝殻の中に居ると、保護色で見つけづらいものです。

< キョウジョシギ動画 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(京女鷸、学名:Arenaria interpres)

20羽以上の群れを見つけました。
しかし、遠目には鳥がいることすら判らない状況でした。
鳥の体の模様は良くできていますね。

そろそろ帰ろうかと思った時に思わぬ収穫が‥。
おまけにその動画を貼っておきます。

< 京女の行水シーン >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

少し涼んで頂けたでしょうか?
キレイな羽の色です。

ここで「キョウジョシギクイズ」の答え合わせです。
鳥以外のところをグレーで色を付けてみました。

キョウジョシギクイズ

正解は3羽でした。

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