メリケンキアシシギ Wandering Tattler

今日は記念すべき金環日食の日。
テレビのニュースも一日中「金環日食」の話題ですが、
このブログでも触れずには居られませんので、
三宅島レポートを一旦お休みして、今朝の「金環日食」をお届けします。

昨晩の天気予報は「曇り」。
観察を半分あきらめていましたが‥。

金環日食

雲が取れてきて、太陽が少しずつ欠けてきました。

金環日食

厚い雲が出てきて心配しましたが、無事に観察できました!
うすい雲がかかっていて、観察するには丁度良かったです。

今日の鳥は日本で見るのは珍しい鳥をご紹介します。

毎年、5月の中ごろに東京湾に現れる、有名な鳥です。
律儀に今年も飛来してくれました。
一週間ほど前に、ある方のブログで、今年も飛来したことを知りました。
もう抜けてしまったかな?
と思いながらも、日曜日に探索してみました。 その鳥とは?

< メリケンキアシシギ >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(メリケン黄足鷸、学名:Tringa incanus)

まだ居てくれました。
休日バーダーの私は、いつもタイミングが合わず、この浜に来ると抜けた後。
いつも泣きながら帰ってくるのですが、今年はやっと出会うことができました。

下記は「Wikipedia」から分布説明を引用します。
=====引用=====

アラスカ南部で繁殖し、冬季はカルフォルニア、メキシコ西岸、南太平洋の島嶼、オーストラリア東岸に渡り越冬する。
日本では、旅鳥として少数の個体が主に春の渡りの時期に太平洋側の地域で観察される。
小笠原諸島、伊豆諸島、関東の太平洋側の地域では定期的に飛来するが、
それ以外の地域ではまれである。 越冬記録もある。

=====引用ここまで=====

キアシシギに似ていますが、夏羽では下面全体に波形の模様が入っています。

動画の途中に、キアシシギとのツーショットを入れてみました。
キアシシギのお腹は白、メリケンはお腹まで模様が有るところを
確認して見て下さい。

テトラポットにたくさん棲んでいる「フナムシ」を食べています。
食事シーンを動画でご紹介します。
※虫が苦手な方は、この先はご遠慮ください。

< フナムシを食べるメリケンキアシシギ >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

出会えた記念に静止画を切り出しておきます。

満足そうなメリケンキアシシギ
メリケンキアシシギ

三宅島の海岸でも、メリケンキアシシギ見られたようです。
私は見つけられなかったのですが、
帰って来てから、千葉県でリベンジを果たしました。
来年は群れを連れて来てくれると有り難いですね。

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明日からまた、三宅島探鳥レポートの続編をお届け予定です。
実は、この時期に三宅島に遠征したのには、第二の目的がありました‥。
お楽しみに。

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三宅島7 カラスバト Japanese wood pigeon

今日も三宅島探鳥の第7弾をお届けます。
実は今回の探鳥には、私なりに「宿題」がありました。
以前に三宅島探鳥の際、かなり探し回って、とうとう見つからず、
泣きながら帰ってきた過去があるのです。

そんなに出会えなった鳥さんを、何と、
三宅島に着いてから、数分で見つけてしまいました!
その鳥とは

< カラスバト >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

港に着いてから、今回宿泊でもお世話になりました
「スナッパー」さんに、大路池まで車で送って頂いたのですが、
その大路池の道路ワキで、いきなりカラスバトを発見したのです。
思いがけないラッキーな出会いに、感激の朝でした。

この日の午後はレンタカーを借りて、富賀浜を観光しました。

富賀浜
富賀浜

度重なる噴火で出来た地層が見られる貴重な場所です。

海岸を眺めていたら、枯れた木の上に3羽の黒い鳥影を発見!
あまりにも遠くて、見つけた時はカラスと思いましたが、
スコープで見てみると、3羽のカラスバトでした。

3羽のカラスバト
カラスバト

私にとって、幻の鳥が三羽も集まった、豪華な写真になりました。

実は、今回の三宅島でお世話になったお宿「スナッパー」さんは、
客室の窓から撮影した「カラスバト」の映像がホームページに掲載されてました。

まっ、運が良ければ、そんな日もあるだろう。と考えていたのですが、
夕方に宿にチェックインし、部屋に案内されてから数分後。
風景を眺めようと窓を開けてみたら、なんと!
カラスバトが飛び立って行きました。
カメラの準備をしていなかったので、撮影はできなかったのですが、
翌朝が楽しみになりました。

2日目の朝。 日の出と共に起床!
ビデオ撮影の準備を整えて、窓を開けると。
2羽のカラスバトが追いかけっこの最中! ビックリです。

< 朝のカラスバト >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

お宿の窓から撮影したカラスバトの映像です。
1羽は逃げてしまったのですが、
1羽は海沿いの枯れ木の上に止まってくれました。

100メートル以上の距離が有り、私の腕とビデオ機材では、
満足に色が出なかったのが残念ですが、
いつの日か、キレイな体の色を撮影して上げたいと思います。

出会えた記念に静止画を切り出しておきます。

カラスバトの飛び出し
カラスバト

日本では関東以西の沿岸や島で観察することができるようですが、
生息数が減少していて、環境省レッドリストでは、
準絶滅危惧(NT)に指定されている鳥です。

客室の窓から野鳥観察が楽しめる
三宅島「スナッパー」さんのホームページ
http://www.snapper-d.com/
大変お世話になりました! 感謝!

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明日も三宅島レポートをお届けする予定です。
どんな鳥が登場するのか、お楽しみに。

< 三宅島探鳥シリーズ・続編 >
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三宅島6 シチトウメジロ Japanese White-eye

今日も三宅島探鳥の第6弾をお届けます。
島内の移動のためにレンタカーを借りて、車で探索しました。

溶岩流のあった地区
溶岩流

1983年の噴火の際に溶岩流の被害にあった「薄木」地区です。
写真の黒いところは溶岩流が固まった場所です。
だんだんと植物の力で緑化が進んでいるようです。

一方、海岸沿いの岩の上に、白い花が咲いていました。
野鳥が落としたフンの中に混ざっていた種が発芽したとのことです。
野鳥も島の復旧に活躍しています!

咲き誇っていた白い花
トベラ

調べてみると「トベラ」と言うお花の様でした。
岩の上でも咲いている光景に、生命力の強さを感じました。

今日の三宅島の鳥は「シチトウメジロ」をご紹介します。

< シチトウメジロ Japanese White-eye >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

シチトウメジロと普通のメジロとの違いは、
シチトウメジロの方が、お腹が白く嘴が長いとのことです。

4月に撮影した、普通のメジロの写真を貼っておきます
比べて見て下さい。

桜と普通のメジロ
桜メジロ

シチトウメジロの写真
シチトウメジロ

私には違いが良く判りませんが‥
言われてみれば、気持ちクチバシが長いような気がします。

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三宅島5 オーストンヤマガラ求愛給餌 Varied Tit

今日も三宅島探鳥の続編です。
大路池では、たくさんの亜種と出会いました。

大路池
大路池

その中でも、オーストンヤマガラは、私のお気に入りの鳥です。

私の頭の上で聞き慣れない鳴き声が!
スコープに入れてみると、オーストンヤマガラがプロポーズ中でした!

< オーストンヤマガラ求愛給餌動画 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(英語名:Varied Tit)

オスが虫をくわえて、メスにプレゼント。
メスもしっかり気持ちを受け取っています。
偶然に、良いところを撮影できました。
記念に静止画を切り出しておきます。

オーストンヤマガラ求愛給餌

ピントが合わないほど、近くに来てくれました。

オーストンヤマガラは、私の中では
「日焼けした南国のヤマガラ」といたイメージです。

普通種のヤマガラと比較写真を貼っておきます。

オーストンヤマガラ比較写真

レッッドリストで、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
三宅島でたくさん、繁殖してほしい鳥です。

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三宅島4 カツオドリのコロニー Brown booby

昨日は「カンムリウミスズメ」をレポートした三本岳ですが、
ここは、カツオドリのコロニーにもなっていました。

大野原島(通称:三本岳)
大野原島

カンムリウミスズメを観察した後、船で島に近づくと、
数羽のカツオドリを観察することが出来ました。

< カツオドリ動画 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

カツオドリ(鰹鳥、Sula leucogaster)

どこに鳥が居るか判りましたか?
揺れる漁船からの撮影ですので、手ブレがひどくてすいません。
動画を見ていると船酔いしますので、静止画を切り出しておきます(笑)。

撮影時は必死で気が付かなかったのですが、
写真の赤丸ポイントに、幼鳥と思われる色の薄い個体が居ました。

成鳥と幼鳥
カツオドリ

カツオドリの幼鳥をクローズアップ!
カツオドリ幼鳥

カツオドリのコロニー
カツオドリのコロニー

ゴルフで最下位から二番目の人に与えられる賞に「ブービー賞」がありますが、
語源はガラパゴス諸島に生息する「カツオドリ(booby)」のことだそうです。
この鳥は誰でも簡単に捕まえることが出来たため、「ブービー=マヌケ」
という意味で使われるようになったそうです。
ちょっと可哀想な扱いですね。

動画は満足に撮れなくて残念だったのですが、いつの日か、
海に急降下して魚を捕るシーンなどを、撮ってみたいと思います。
次回の宿題ですね‥。

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三宅島3 カンムリウミスズメ Japanese murrelet

今回、三宅島探鳥のメインイベントは、
「カンムリウミスズメ観察ツアー」への参加でした。

大野原島(通称:三本岳)
大野原島

大野原島は三宅島の西南西9kmに位置する沖の群礁です。
カンムリウミスズメの繁殖地になっている場所です。

船に揺られながら、島に近づくと、3羽の群れと出会うことができました。

< カンムリウミスズメ動画 >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

カンムリウミスズメ(冠海雀、Synthliboramphus wumizusume)

この日はお天気は最高に良かったのですが、かなりの波が有り。
揺れる船の上から、波間に見え隠れする、体長25センチの
カンムリウミスズメを撮影するのは、想像以上に大変でした。
私の腕とビデオ機材では、この程度が限界です(涙)。

あまり動画を見ていると船酔いしますので、
静止画を切り出しておきます(笑)。

3羽の群れ
カンムリウミスズメ

一番近くまで来てくれた個体
カンムリウミスズメ

カンムリウミスズメは、日本の天然記念物です。
海洋汚染、漁業による混獲などにより、生息数は減少しています。
絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)

アカコッコ館で、バードメイトに寄付をしたら、
可愛いピンズをプレゼントしてもらいました。

アカコッコとカンムリウミスズメのピンズ
カンムリウミスズメ

今回の観察ツアーでは、スナッパーさんと、北洋丸さんに
大変お世話になりました。
おかげ様でカンムリウミスズメに出会えました!

カンムリウミスズメツアー

三宅島スナッパーさんホームページ↓
http://www.snapper-d.com/bird/kanmuri.html

カメラ機材や撮影の腕を磨いて、またリベンジに行きたいと思います。
日本のペンギンは最高に可愛い鳥でした。

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三宅島2 モスケミソサザイ Winter Wren

朝の大路池はたくさんの野鳥の囀りで賑やかです。

モスケミソサザイ

その中でも、ひときわ大きな声で頑張っているのが、
「モスケミソサザイ」です。
私を歓迎の歌で出迎えてくれました。

< 大路池とモスケミソサザイ >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

(学名:Troglodytes troglodytes mosukei)

普通のミソサザイとはどこが違うかと言うと、
「体の色が濃くて黒っぽい」とのことです。
私が見た限りでは、あまり違いを感じませんでしたが、
三宅島に棲息しているミソッチは、みんな「モスケミソッチ」とのことです。

< モスケミソサザイの囀り >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

とっても良いところに出てくれて、サービス満点のミソちゃんでした。
モデルをつとめてくれた記念に、静止画を切り出しておきます。

モスケミソサザイ
モスケミソサザイ

モスケミソサザイは、日本固有亜種です。
絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)でもあります。
また、東京都三宅村の天然記念物でも有る貴重な鳥。
色は地味ですが、三宅島の宝石。日本の宝ですね。

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三宅島1 大路池とアカコッコ Izu thrush

週末は13年ぶりに、三宅島へ探鳥旅行へ行ってきました。

朝5時に三宅島へ入港した「さるびあ丸」
さるびあ丸

12年前(2000年)に雄山の噴火が有り、大路池やアカコッコ館はどうなっているのか?
絶滅危惧種のアカコッコの生息状況は?
などと心配をしていましたが‥、要らぬ心配でした!
大路池は13年前と変わらず、たくさんの囀りで迎えてくれました。

大路池
アカコッコ

大路池では、たくさんのアカコッコと再会!
三宅島レポート初日は「アカコッコ」からスタートします。

< 朝の大路池とアカコッコ >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

アカコッコ(島赤腹、Turdus celaenops)

鳥達の大合唱を聞いて下さい。
モスケミソサザイ、カラスバト、イイジマムシクイ等の
たくさんの野鳥の囀りが動画の中に入っています。
三宅島が「バードアイランド」と呼ばれる由縁を、
感じていただけると思います。

今日のおまけ動画は、
アカコッコ館の雨どいに溜まった水で、水浴びをするアカコッコ。

< アカコッコの水浴び >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※BGMが入っていますので、音量にご注意ください。

アカコッコはたくさん撮影して来ましたので、
データ整理が出来しだい、また公開いたします。
まずは出会った記念に静止画を切り出しておきます。

天然記念物「アカコッコ」
アカコッコ

アカコッコは環境省レッドリストで絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。
大路池でイタチを見かけましたが、イタチによる捕食が原因のようです。
今後は、生息数が増えることを期待しています。

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船旅にでかけました。無事のご報告

昨晩、船旅に出かけました。

夜の東京湾
夜の東京湾

無事に目的地「バードアイランド」に到着しました。

バス停
バス

イラストの鳥で、もうお判りですね。

大路池

原生林の森は、どんな鳥との出会いが待っているのでしょうか?

旅から戻りましたら、改めて成果報告をいたします。
お楽しみに!

お宿にネット環境が整っていましたので、取り急ぎ無事のご報告です。

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日光 キビタキ特集 Narcissus Flycatcher

今日も日光遠征の続編です。

植物園のアズマシャクナゲ
アズマシャクナゲ

行く先々でキビタキ君から、お出迎えを受けました。
今日は特集をお届けします。

< 戦場ヶ原で出会ったキビタキ >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

ちょっと若い雄の様です。
黒い色が薄く、灰色に見えます。

< 植物園で出会ったキビタキ >
画像をクリックすると動画再生がスタートします。
※周囲の音が入っていますので、音量にご注意ください。

おまけのキビタキ君。
先日、速報で公開した動画ですが、再度貼っておきます↓。

< 朝の牧場で出会ったキビタキ >
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※BGMが入っていますので、音量にご注意ください。

日光遠征は、キビタキ三昧の探鳥になりました。

明日の夜から遠征を予定しています。
数日、ブログをお休みするかも知れません。
遠征の成果にご期待ください。

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< 日光遠征シリーズ・続編 >
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